高麗人参が、胃潰瘍にいいかどうかという実験の報告があります。
ラットを24時間絶食させ、セレトニンを皮下投与して実験的に潰瘍を発生させるラットと、静脈内にエンドトキシンを投与することによって、実験的に潰瘍を発生させるラットを用いて行ったそうです。
セレトニンによっておこる虚血が、循環障害をもたらすことにより、粘膜の抵抗力が弱まり、組織の壊死を引き起こすことにより発生する潰瘍、これがセレトニン潰瘍です。
また、血栓を人工的に起こすことによって潰瘍をつくるモデル、これがエンドトキシン潰瘍です。
セレトニン投与した対照群では、胃潰瘍の平均発生個数は15個であったのに対して、人参エキス投与群で発生した潰瘍数は、ラットに与えた量に応じて減少したそうです。
人参による潰瘍抑制効果が認められたもの、それはエンドトキシンによって発生する潰瘍に対して同じことが言えたそうです。
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高麗人参と胃潰瘍(潰瘍)
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